LMdSのアイデンティティ-独自性とクリエイティビティ-創造性

皆さま、こんにちは。
今日は私たちのブランドLMdSのアイデンティティ-独自性とクリエイティビティ-創造性についてお話しさせていただきたいと思います。
私たちLMdSは、オートクチュールの精神を石けんづくりに取り入れた「Haute Savonnerie Artisanale(至高の手仕事による石けん)」をブランドコンセプトとし、石けんをひとつの芸術作品として捉えています。だからこそ、明確なアイデンティティ(独自性)とクリエイティビティ(創造性)を大切にしながら、特別な石けんを皆さんの日常生活にお届けしたいと考えています。
私たちは、南フランスの風景と感性から生まれた、静かで奥深いアイデンティティを大切にしています。アトリエ(工房)やブティック、そしてSNSやメディアなどを通じて、すべての製品をわかりやすく紹介するための世界観と伝えたい想いを丁寧に形にしてきました。細部にまでこだわって仕上げられたパッケージ作りに取り組み、ブランド全体をハイエンドなデザインにまとめています。アールデコ様式のエレガンスと卓越性、そしてベルエポックの洗練を伝え、伝統と現代的なエスプリを融合させたブランド固有のアイデンティティを創造しています。
私のインスピレーションは、場所や時代、そして出会った人々など、さまざまなものから静かに芽生えてきます。そして、それらすべてに何らかの形で独自のアート(芸術)を注入しています。私たちの製品のパッケージや処方の成分には、常に歴史的、芸術的、建築的要素が組み入れられていることに気付いていただけましたら幸いです。たとえば、「インペリアルヴィーナス- Vénus Impériale」は皇帝ナポレオン・ボナパルトの妹ポーリーヌ・ボナパルトのニックネームです。クレオパトラと同じように、彼女もロバ・ミルクで長風呂をして肌をケアしていました。

クリエーターによって様々ですが、私の場合、新しいコールドプロセス石けんを創り出す際に最も時間をかけているのは、ユーザーの皆さまが使うたびに心地よさを感じられるよう、オイルのバランスを細やかに整える工程です。使用する素材をよく理解していれば、すべてが素早く、ほとんど瞬時に行うことができます。
これまで、自身のブランドに加え、他社ブランドの開発にも関わる中で、素材選びから処方の構想、パッケージデザインに至るまで、細部に心を配りながら日々を重ねてきました。製品ラインナップの一貫性を保つため、そして製品化にはコストがかかるため、すべては実現できませんが、できることなら毎日考案し続けたいと思っています。
今回のBlog記事の冒頭の画像で取り上げているSummer Starを紹介させていただきます。夏に限定した製品ではありませんが、アロエベラオイルとアボカドオイルを惜しみなく使い、ジンジャーとシトラスフルーツの少々スパイシーで刺激的な香りに仕上げた石けんです。
プロヴァンスの潤いと香りを、ぜひご自身の肌で実感してみてください。
